母が行きたがっていたので計画開始
それは去年の暮れ。
ここ数年ほど「流氷見に行ってみたいなー」と言ってた母。
それが今年は北海道旅行のパンフレットを持って帰ってくるまでになりまして、
これは相当見たいんだろうなというのがヒシヒシと感じられました。
そこで今年の初め頃
「3月あたり流氷見に行く?」
と尋ねてみると、
「行く!」
というわけで、流氷ツアーを探すことになったのでした。
安いプランも高いプランも
いろいろ探してみると、よくもまあ同じプランで値段が違うこと違うこと。
7万〜8万のプランもあれば、3万〜4万のプランも。
多分細かいところが違うんだろうなーと思うのですが、
貧乏なので安いプランでいいや、と読売旅行の2月27日発2泊3日で4万円のプランに申し込みました。
早々に催行中止
金曜と月曜に有給もとって楽しみに待っていたところ、
1週間たったころ読売旅行から手紙が。
「おっ、詳細日程のお知らせかな?」
と中を開いてみると、
催行中止のお知らせ
えーまじか。
なんでも、最少催行人数に達しなかったとか。
後で調べてみると読売旅行はこういう催行中止が多いんですって。
仕方ないけど、まだ3月まで時間はあるので別のプランを探すことに。
これに決定!
色々検討した結果、クラブツーリズムで2月28日発の
羽田空港ゆとりの発着!2泊とも温泉ホテルへ!
北海道 迫力の流氷と
美味なる三大ガニを食す3日間
に申込みました。
行程は以下のとおり。
■行程
日付 | 内容 |
---|---|
1 | 羽田(ゆっくり10:20~12:05発)稚内=宗谷ふれあい公園(大人でも楽しむことができる雪上車など冬遊び/2月出発よりご案内)=宗谷岬(北緯45度31分22秒の日本最北端の地碑)=稚内温泉(泊)※夕食は、毛ガニ半身、ズワイガニ半身、タラバガニむき身の3種類のカニをご賞味いただきます。 |
2 | 稚内温泉=流氷岬(絶景のビュースポット)=<オホーツク流氷街道>=紋別(流氷砕氷船ガリンコ号に乗船。ドリルでガリガリと氷を砕きながら進むさまは迫力満点!)= 知床の湯(泊) |
3 | 知床の湯=網走<オホーツク流氷列車(車窓に広がる流氷群)>北浜(オホーツク海を一望する絶景の駅)=根室中標津羽田(早めの14:55~16:15着) |
これで1人4万円ならなかなかいいんじゃないの?
ということで、有給もずらしてその日を待つことに。
突然の逆行程
出発1週間ほど前、クラブツーリズムから日程詳細の手紙が来ました。
中を開けてみるとこんな文書が。
ご旅行行程に関するお詫びとお願い
(中略)
当初予定致しておりました、往路利用予定の稚内便が予約過剰の為、お座敷の確保が非常に難しい状況が続いております。
(中略)最終調整の結果、やむを得ず、宿泊順序を入れ替え、別紙の通り逆回の行程にてご案内させて頂きたくお願い申し上げる次第でございます。
そんなに混んでるのか。
まぁ逆行程になっても流氷見るのは変わらないし、どうでもいいかなーとスルー。
その後乗るはずだったノロッコ号が手違いで訓網本線になっちゃいましたーみたいな手紙も来ましたが、
別に流氷見れればいいので全部スルーしました。
とりあえず流氷見れればいいんですよ。
それだけ。
週初日の陽気で流氷が溶ける
が。
2月23日、日本列島が猛烈な陽気で包まれ、
紋別も最高気温8℃まで上昇。
そのおかげで先週土曜までこうだった流氷が、
こう。
「これ、紋別から船出ても流氷見れないんじゃないの?」
と25日にガリンコ号のHPを見てみると、
「流氷なし」の表記。
こりゃまずい。
前日に大荒れ
流氷がかなり遠くに離れてしまったので、これが戻るには強い北風とか波とかが必要。
27日の天気は…
暴風雪。強い北風に注意。
これは…いいのか?
うまくいけば流氷が接岸する。
けど下手をすると旅行自体にいけなくなるかもしれない。
現に27日の根室中標津空港は閉鎖状態。
ということは読売旅行の27日発プランで行ってたら中止になってたわけですね。
危ない危ない…
しかし、もし明日もこの天気が続いていたら…
28日のフライトは12時過ぎ発。
昼過ぎには止むことを信じよう。
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当日の強風
そして当日の朝。
荷物も詰めて、なんとか出発の準備は整いました。
一応吹雪は収まったみたい。
9時半に家を出れば間に合うから、それまで情報収集。
と、8時半ごろ、ANAのホームページで登場予定の377便の運行情報を見てみると、
あぁぁぁ、雪がおさまっても風はおさまんなかったってやつですかぁぁああ!
といあえずクラブツーリズムの当日窓口に連絡。
すると
担当「今代替便を手配していますので、状況が変わりましたらご連絡を差し上げます。」
との「あのー、予定通りならもうすぐ家出ないといけないんですけど、どうすればいいんですか?」
担当「空港にも担当者がおりますので、そのまま出発していただき、現地で状況を確認していただくことになります。」
とのこと。
一か八か出発!…とおもいきや。
しかし稚内便が取れなくて根室中標津に変えたくらいの混みようで、
根室中標津行きが使えなければどの便で行くのやら。
クラブツーリズムには自宅の電話番号しか登録してなかったので携帯電話を緊急連絡先に登録し、
9時25分、出発!
「ん、携帯に留守電が」
うちのマンションの中は電波が入りにくいので繋がんないんです。
便がとれたか、それとも中止か…
『代替便の手配を最大限努力したのですが、確保することができませんでした。
つきましては中止のご連絡を差し上げました。』
むねん。
流氷は接岸していた
その後、北見に住む母の知り合いの知り合いがメールをくれて、
「今日は流氷接岸していますよ!」
と聞いてさらに残念がる母。
流氷が無ければ
「どうせ行っても見れなかった」
と酸っぱいブドウできたんですけどね。
月曜も大荒れと聞いてますし、ヘタすると帰れなくなってたかもしれないので行かなくてよかった、
どうせ行っても曇りでロクな写真撮れなかっただろう、
とでも思っておきましょう(血涙)
来年こそは
暑くなったり吹雪いたりと天候に左右されまくりな一週間でした。
もしかして高いプランだったら稚内発の代替便も取れたのかなぁとも思ったのですが、
従前から一杯の状況では無理だったかもしれませんね。
でも逆行程にならなければ、稚内へは行けたかもしれないと思うと、運命のめぐり合わせというか、
紙一重で行けなかったかんじで悔やしさもひとしお。
また来年、次こそは母に流氷を見せてあげられることを祈って…
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