この記事は、『子供の脳は肌にある』の要約です。
頭そだて、体そだて、心そだて
子供で最優先に育てなければならないのは体である。
早期教育が心に与える影響
1,2歳から英語などの勉強をさせても、『意欲』のない子供にそれをさせて体を動かしたい欲求を満たしてあげないと、後々になって自発性の乏しいやる気のない子供になってしまう。
頭を育てるよりもまず心を育てること。
知的活動を支える体
7〜12歳…『具体的操作期』目の前の具体的な操作なしには計算などの抽象的操作がうまくできない。
12歳〜…『抽象的操作期』目の前の物事がなくても物事の操作が可能になる
知識を身につける際に、体で触れて体感することが重要。
頭を育てるよりもまず体を育てること。
「皮膚」が感情を変える
ジェームズ=ランゲ説…悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。
内臓や筋肉の動きから感情は作られる。
皮膚の最大の機能は感覚機能ではなく内臓機能(ダマシオ)。皮膚内の血管を調整して体温調節をする。
上記の2説を合わせると、内臓としての皮膚が感情を変える。
体が自由だと、心も自由に
自主性の高い子供は、1歳くらいの頃におおらかに育てられている。
いたずらは子供が今までできなかったことをやろうとしている。大人の枠からはみ出した活動を否定しないこと。頭ごなしに否定すると、子供はやりたいという感情を無意識のうちに押し殺してしまう。
危ないものや大事なもの以外はたとえひっくり返したとしても怒らないこと。
心とは、体験した物語
自分が体験した物事の積み重ねが心を作っている。
体験を豊かに感じとれる体を作るために、
- 一人で歩けるようになったらすぐベビーカーには乗せずに一緒に歩かせてみる
- 自然の中で昆虫採集をさせる
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