肩こり…つらい…
肩爆発しろって思う程度には肩こりに悩まされている、とのです。
テレビで紹介されて即購入
私はアニメ以外ほとんどテレビを見ないのだが、
たまたまつけていたときにやっていたワイドショー(シューイチ)で
松村卓という人が登場して「骨ストレッチ」を紹介していた。
最初は「骨ストレッチ…?」と語感からイメージできずなんのことやらさっぱり。
ただ、テレビで紹介されている内容を少し真似してみると結構効いてる気がする。
「これは肩こり解消するかも!」と思いAmazonへアクセス。
テレビで紹介されていたのはこの本。
最初は中古本を買おうとしたが、物色している間に飛ぶように売れていったため購入できず、
新品を買うならすぐ読めたほうがいいと思ったのでkindleで購入。
まだまだテレビの影響力ってすげー。
とりあえずざっと読んで実践してみたので書評を書く。
動的ストレッチの一種
一般的にストレッチというと体を特定の方向に曲げ伸ばししたまま一定時間キープするというものが多いが、
骨ストレッチは一定の動作を繰り返し行うという点で動的ストレッチに近い。
静的なストレッチだと伸びすぎてしまって体のバネの力が失われるとかで、
動的ストレッチを行っているアスリートの話はよく聞く話。
私自身最近筋膜リリースの本も買い、
実践していたのだが肩こりの解消には繋がらなかったというのが実情。
筋膜リリースは一定のポーズで20秒~90秒静止するタイプのストレッチだったので、
その点でタイプの異なる骨ストレッチには期待が持てそう。
即効性が高い
紹介されている幾つかの動作を試してみたが、
どれも即効性が高いのが特徴。
テレビでも
後ろを振り返ってみる
↓
骨ストレッチ
↓
再度後ろを振り返ってみる
をすると骨ストレッチで可動域が広がって見える景色が変わる
というデモで即効性の高さをアピールしていた。
私は手を挙げると必ず肩甲骨周辺がボキッと鳴るくらい固まっているのだが、
骨ストレッチを行っていくと次第に音が鳴らなくなっていく。
そして肩周辺が軽くなる感覚があるのがうれしい。
上半身には強いが下半身は微妙?
骨ストレッチの「基本のポーズ」と呼ばれるものがある。
「親指と小指を繋げて輪を作る」という「パワールート」と呼ばれるものなのだが、
これを利用して様々な動作を行っていくため必然的に上半身に関する動作が多くなる。
もちろん下半身に関する動作も紹介されているが、
「パワールートを作った上でそれを太ももから足へスライドさせて前屈」などの動作は…
それただの前屈じゃない?
もちろんパワールートを作ることで余計な力が抜けてより効果が高まるというのはわかるのだが、
上半身周りへの効果がすごいので下半身周りは少し見劣りする。
(この点は私自身の症状が上半身に固まっていることがバイアスになっているのであしからず)
お気に入りの動作
最後に「ゆるめる力 骨ストレッチ」の一通りの動作を試してみたので、
その中のお気に入りを紹介する。
スライド式ストレッチ 鎖骨ひねりバージョン
第4章の「なでるだけでも体はほぐれる」。
タイトルのインパクトがすごい。
実際は撫でる動作自体が動的ストレッチになるので変なことは言っていないのだが、
その中でも鎖骨を撫でる動作が個人的にすごく効いた。
右手の親指と人差指で鎖骨を持って撫でるようにスライドさせていくと、
右の肩甲骨がスムーズに開閉する。
左手もパワールートを作って腰に当てた状態でこの動作を行うことでその効果は非常に高まるようだ。
手首背伸び
片手でパワールートを作り、もう片方の手で手首の出っ張りを掴んだ状態で背伸びをする、という単純な動作。
それでも普通に背伸びするより筋肉がほぐれる感覚がする。
他にも効果があった動きはたくさんあるが、それは本書を買って読んでほしい。
まとめ
今回「動的ストレッチの亜種」という観点で骨ストレッチを見てみたので書かなかったが、
本書には骨を意識した立ち方や動作など、「骨」に注目した記述が随所に見られる。
今までのストレッチ関連の書籍には無かった視点なので、既存の手法であまり効果が無かった人も試してみてはいかがだろうか。
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